ラミクタールによる死亡事例と健康状況

ラミクタールは、てんかんの発作を抑制するための抗てんかん薬として知られているもので、現に医療現場でも幅広く用いられているものですが。
ところが、このラミクタールの服用による副作用としての、重篤な皮膚障害が原因となって、2014年後半の4か月間に、患者の死亡をともなう事故が立て続けに4件ほど発生したことから、厚生労働省がブルーレターとよばれる医薬品の安全性速報を発出する事態となりました。
こうしたラミクタールの副作用による死亡事例の患者の健康状況を見ると、たしかにてんかんという原疾患のほかにも、アルコール性肝炎、外傷性頭蓋内出血、肺がん、転移性脳腫瘍などの合併症をもつ患者がおり、かならずしも健康状況は万全ではなかったことがうかがえますが、すくなくとも重篤な皮膚障害と、患者のもともとの健康状況との間の因果関係はなさそうです。
それではなぜ患者が死亡に至ったかということですが、いずれの事例についても、ラミクタールを標準的な使用量を超えて過剰に処方されていたということ、さらな、副作用による皮膚障害がおきても継続してラミクタールを投与され続けていたということがわかります。
この重篤な皮膚障害というのは、実はラミクタールにかぎらず、あらゆる医薬品でおこりうる副作用のひとつであり、皮膚が赤くなったり、発疹ができるといったことのほか、38度以上の高熱が出たり、目が充血したり、のどが痛かったり、くちびるや口内の粘膜がめくれたり、全身にわたってだるさを感じたりといった症状をともなうものです。
もちろん服用中にこうした皮膚障害があらわれた場合は使用を中止すべきですが、いきなり使用を中止するとてんかんの症状が悪化しかねない懸念もありますので、医師の指示による慎重な対応が求められます。

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